今日は初めて正社員の面接試験を受けてきました。
ありがたいことにそれなりに名の通った大学を出させてもらったので
書類選考は、まず問題なく通ります。
今日は面接の日。
とても感じのいい面接官の方でした。
離婚で姓が変わったことを告げても特に偏見を持つわけではなく
「ああ、それはそれぞれの家族の事情がありますからね
こういってはなんですけど、うちだって何かのきっかけで
そちらのほうに行くかもしれないんですから・・・」
とぶっちゃけた会話から始まったのですが・・・・
経歴をざっと見て、笑顔でフランクにあれこれ突っ込んでくるのですが
これが一つ一つキビシイ。
「この雑誌の編集の仕事はどうしてこんなに短く終わってしまったんですか?
・・・ああ、もし話したくないようだったら、話してくださらなくても結構ですよ。」
「ええ、こんなことを言うと言い訳に聞こえるかもしれませんが
夫が私の働くことにまったく理解を示さない人で、それこそ
離婚届が出てきたり、仕事で遅く家に帰っても、どうしてこんなに
遅くまで働くことがあるんだ!などと喧嘩になってしまって
ただでさえ異業種から来て職場に慣れるのに苦労しているのに
家でも安らぐことができなくて、精神的に参ってしまったんです・・・」
ま、本当のことだからしょうがないけど
全員残業しているオフィスに夫から電話がかかってきて
上司に文句をいったりするんでしょうかね普通・・・・
しかも、畑違いの私を他のすべての人の反対を押し切って採用してくれたのに・・・
その人に、こともあろうか自分の夫が電話から漏れ聞こえるほどの
大声で怒鳴っている・・・・
これは本当に今でも私の傷です。
私にチャンスを下さった人を裏切って、その顔に
その美しい顔に、最も塗りたくなかったその顔に泥を塗って
逃げるようにやめたことを、
義に反したことを、
私は今でも申し訳なく、痛みと共に思い出しています。
ただ、この時に、くたくたになって家路につく電車で
私は初めて本気で死のうと思いました。
死神がいるとすれば、彼は間違いなく私をそのマントに抱きしめていたことでしょう。
電車が入ってこようとするホームで
私の足は迷うことなく線路を目指していたのだから・・・
その時、この負けず嫌いの血が私を止めたんだと思います。
このままやられっぱなしで負けるもんかと。
負けるもんか。
死ぬ気で生き抜いてやると。
幸せになってやると
決意したのです。
生き抜いてやる
幸せになってやる。
それが私の復讐だと。
私の足は止まり、
幸せになる決意をした私を乗せて
地下鉄は走りました・・・・・
・・・・面接官には言いませんでしたけど。
まあ、その後も
「そうですねえ、Iさんは何ができるんですか?」
とズバリの質問。
「英語が話せるだけだったらTOEIC900点なんてのは
ここにもざらにいるんです。
アメリカで4年間留学してきたとか、そういう人も
このあたりにはざらにいます。」
そう言われると、もう返す言葉が無くなってしまう・・・・
向こうも
「まあ、正直申して、東京で教育を受けて
東京の会社で働いたことがあるという方は
この辺りでは少ないので、貴重な人材なんですけどね」
と前向き発言。
「Iさんの希望にそって、最適な場所にお仕事を
紹介したいんですよ・・・」
って、総務事務だと思ったんだけど・・・・
「ハッキリ言って、Iさんの年齢でこの履歴で総務事務というと
かなりキビシイですね。」
・・・・やっぱりね。
「労務計算とかできますか?」
・・・できません。
「何かアピールできることはありますか?」
「そうですねえ・・・若い人のようにこれはやります。これは
やりませんなんてことは言いません。
頂いたお仕事はどんなことでも全力でやらせていただきます。」
「・・・う~ん、Iさん、それは言わないほうがいいと思うよ。
それはマイナスポイントになってしまいますよ。
何でもいいならここでなくてもいいでしょ。ということに
なってしまうんですよ・・・。」
・・・・・ってな具合で、もうボッコンボッコンにやられました。
自分に何ができるのかって、言われて、
これを読んでる方々は言えますか?
・・・言える方も多いのでしょうね。
でも私には結局会社人として
この年齢に求められるキャリアは何もないんです。
もう悔しい。
のほほんと結婚していた14年間に
私は何も進歩していなかった・・・
そのことが悔しくてたまらなかった1時間でした。
どんな仕事だって
チャンスをもらえたら人並み以上に努力する決意は
あるけれど、チャンスももらえなかったら
何もできない・・・・・
私は何ができて、何をしたいのか・・・
私は若い子にに英語を教えるのが好きで
楽しく英語に触れさせることができて
英語を教えたいんです!!!
なんて、言えないのよね。
だってこの会社はミニチュアベアリングの
技術開発をしているんだもの・・・
まあ、即答で捨てられなかったものの
かなり厳しそうです。
首の皮一枚。
ボッコンボッコンにされて
首の皮一枚でつながってます。
離婚はまったく後悔していないけれど
何もしていなかった自分に
無性に腹が立ちました。
何よりも
娘達にこの離婚を後悔させることだけは
何があっても避けなければいけない。
それが私の責任。
会社を後にして
「¥300万以上もらうって甘くない。」
とつぶやく私でした。
最近のコメント